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デジタル庁 2023年9月の活動報告

デジタル監の浅沼です。 今月のデジタル庁の政策、サービス、組織に関する 主な活動、およびプロジェクトの進捗や成果について共有したいと思います。

9月1日:デジタル庁1年の活動報告

デジタル庁は、2023年9月1日、設立2年を迎えました。 この節目に合わせ、目指す社会に向けたデジタル活用の進捗、 この1年の主な政策・サービスの成果と進捗について振り返るとともに、 組織づくりへの取り組み、および、今後の取り組みについて報告しました。

  • 目指す社会に向けたデジタル活用の進捗

  • 主な政策・サービスの成果と進捗

  • デジタル庁の組織づくり

  • 今後の取組み

デジタル庁 年次報告書と書かれた画像
 

9月5日:マイナンバーカード活用の実証実験開始

公共デジタルサービスを日常生活でも幅広く利用できるようように、音楽フェスやスポーツイベントにおいてマイナンバーカード活用の実証実験を開始しました。 ライブイベントにて、マイナンバーカードでの本人確認を行い、 会場での特設エリア利用対象者の識別、酒類等提供時の年齢確認、 チケット不正転売抑止などの効果と課題の検証を行います。

9月8日:政策ダッシュボードの追加公開

政府の活動の透明性を高めること、データに基づいた政策立案を行うことを目指し、 去年より政策に関するデータをダッシュボード化して公開しています。 今回新たに3つのデータダッシュボードを追加しました。 今後もデジタルが進める政策やでサービスの進捗に関するデータを公表し、行政のオープン化、行政におけるデータ活用を推進していきます。

  • アナログ規制の見直し状況

  • 子育て・介護関係26手続きのオンライン化取組状況

  • マイナンバーカードの利活用状況

マイナポータルにおける子育て、介護関係の手続きのオンライン化の状況数値データ

9月7日:次期個人番号カードタスクフォースの開催(第1回)

デジタル社会の実現に向けた重点計画(2023年6月閣議決定)に記載された次期個人番号 カードの検討を行うため、「次期個人番号カードタスクフォース」を開催しました。本タスクフォースでは、券面デザインに関する見直しのほか、券面記載事項をはじめとする個人番号カードの機能向上に資する事項について、関係 する事務やシステムおよび法改正への影響も踏まえつつ、必要な検討を行います。

9月8日:地方公共団体情報システム標準化基本方針の改定

原則として標準準拠システムへの移行は2025年度を目指します。 ただし、移行する際の難易度が極めて高いとされるシステムに関しては、 移行完了に必要な期限を別途設定することと改めました。

9月12日:ガバメントクラウドの公募開始

政府情報システムについて、共通的な基盤・機能を提供する複数のクラウドサービスの利用環境であるガバメントクラウドの整備を実施しています。2023年度もガバメントクラウドの要件を満たすクラウドサービスの募集を開始しました。

9月12日:国・地方ネットワークの将来像及び実現シナリオに関する検討会(第1回)

国・地方を通じたデジタル基盤に関して、全体最適かつ効率的なネットワーク構成となるよう、強固なセキュリティ基盤の実現、ユーザー利便性の向上、安定的な運用体制、強靭性の確保の観点も念頭に、将来像および実現シナリオについて、具体的に検討を進めます。
そこで、「国・地方ネットワークの将来像及び実現シナリオに関する検討会」をデジタル庁に設置しました。この検討会では、総務省の協力を得ながら総合的な観点から各分野における有識者の意見を伺いつつ検討を実施します。

9月13日:RegTechコンソーシアムの概要公開

先端テクノロジーを有する大企業や中小企業に加え、経済産業省スタートアップ新市場創出タスクフォース 「スタートアップ・サポートコミュニティ」の関係団体等と連携し、RegTechコンソーシアムの運営を行います。このコンソーシアムの活動を通じて、テクノロジーマップや技術カタログを活用した規制の見直しに活用可能な技術等の提案、検討等を促進します。

9月14日:河野大臣 就任会見を実施

9月14日に河野デジタル大臣が就任記者会見を行いました。 記者会見では、デジタル大臣のほか、デジタル行財政改革担当大臣、デジタル田園都市国家構想担当大臣、 行政改革担当大臣、国家公務員制度担当大臣、内閣府特命担当大臣(規制改革)として、 今後の取り組みについて説明を行いました。

河野大臣 就任記者会見の様子

9月15日:マイナンバーカードを健康保険証として利用する方法について

デジタル庁の主導する政策やサービスについてできるだけ分かりやすくお伝えできるようにnoteで記事を公開しています。 9月15日に「マイナンバーカードを健康保険証として利用する方法」について記事を公開しました。また、先月にはマイナ保険証の医療機関や薬局での使い方の動画を公開しています。

  • マイナンバーカードを健康保険証として利用する方法

  • マイナンバーとマイナンバーカード、マイナポータルについて

  • マイナ保険証の医療機関や薬局での使い方(外部リンク)

9月20日:個人情報保護の更なる強化

9月20日に個人情報保護委員会から、デジタル庁の個人情報保護に係る通知を受けました。 この指導を真摯に受け止め、デジタル庁組織全体で再発防止を徹底していきます。 新たな制度やシステムの構築の際、個人情報保護の観点をより一層組み込んでいく考え方を徹底し、 下記の取組を積極的に推進してまいります。

  • 人員拡充も含めた個人情報保護体制の強化

  • リスク事案ホットラインの設置など組織横断的な個人情報保護対策の実施

  • 研修などに充実による個人情報保護意識の向上に向けた取り組み

  • 個人情報保護の内部監査の拡充、特定個人情報保護評価の体制見直し

https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/information/field_ref_resources/b9a588f2-09ac-43d4-824c-5f40107b4f5a/a355d354/20230920_news_privacy-policy_outline_01.pdf

9月21日:副大臣・大臣政務官の退任式・就任式を実施

2023年9月21日、デジタル副大臣・デジタル大臣政務官の退任式・就任式を行いました。 大串前デジタル副大臣、尾﨑前デジタル大臣政務官の退任式、及び 石川デジタル副大臣、土田デジタル大臣政務官の就任式を行い、河野デジタル大臣をはじめデジタル庁職員が参加しました。

副大臣・大臣政務官の退任式・就任式の様子

 9月22日:検証実施事業者を再募集中

デジタル臨時行政調査会では、アナログ規制の見直しにあたり必要となるデジタル技術の安全性や実効性を確認する検証事業を進めています。公募を終了した検証事業の一部について、検証実施企業を再募集しました。

9月26日:e-Govデータコンテストの開催

学生によるオープンデータ活用コンぺ「e-GOVデータコンテスト」を開催します。 行政オープンデータをもとに地域課題の原因を分析し解決するアイデアの募集を開始しました。

さいごに

今回、2023年9月のデジタル庁の政策、サービス、組織に関する 主な活動、およびプロジェクトの進捗や成果についてまとめました。

これからも、国民の皆さま、そして関係省庁や地方自治体の方々に政府のデジタル政策やデジタル庁の活動を知っていただくため、 情報をオープンにする活動に進めていきます。 ぜひ気になっていることなどございましたら、お声を聞かせてください。

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