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確定申告がラクになる「マイナポータル連携」とは?

こんにちは。デジタル庁です。

このnoteでは、マイナンバーやマイナンバーカード、マイナポータルに関する皆さまの疑問に、できるだけ分かりやすくお答えしてまいります。

今回は確定申告における手間を軽減できるマイナポータルの機能「マイナポータル連携」について詳しくご紹介します。


1.「マイナポータル連携」とは

「マイナポータル連携」とは、確定申告の際の手間を軽減できるマイナポータルの便利な機能です。マイナンバーカードを利用してe-Tax(国税電子申告・納税システム)で確定申告をする際、マイナポータル経由で必要な各種証明書等のデータを一括取得し、申告書の該当項目を自動入力できます。
令和6年(2024年)1月(令和5年[2023年]分の所得税の確定申告)より、「マイナポータル連携」の対象が拡大されました。「給与所得の源泉徴収票」「国民年金基金掛金」「iDeCo(個人型確定拠出年金)」「小規模企業共済掛金」が新たに自動入力の対象となりました。これにより、確定申告の際の手間をさらに軽減できます。

令和6年1月以降のマイナポータル連携の対象範囲に関する画像

2.マイナポータル連携のメリット

ご利用のメリットは下記の通りです。

・書面の管理・保管が不要になります。
・確定申告書の該当項目が自動で入力できます。
・紙の書面での提出は不要となり、e-Taxで確定申告に必要なデータを送信・提出できます。
・書面での提出は不要になり、e-Taxでデータ送信・提出できます。
控除証明書等の集計や、1件ずつ入力する手間がかからず、より簡単にお手続きできます。ぜひご活用ください。

※詳しくは「マイナポータル連携特設ページ」をご覧ください。
マイナポータル連携特設ページ(マイナンバーカードを活用した控除証明書等の自動入力)|国税庁 (nta.go.jp)(※外部リンク)

3.マイナポータル連携の利用方法

マイナポータル連携はスマートフォン、またはPCから設定利用いただけます。
なお本設定は初回のみで、確定申告でデータを連携したい各種証明書等が増えない場合、翌年以降のマイナポータル連携の設定は不要です。

※連携の全体像は、下記の「確定申告の事前準備について」をご参照ください。https://myna.go.jp/svc/tax-return/(※外部リンク)
※マイナポータル連携をご利用になるには、マイナンバーカードとマイナンバーカード読取対応のスマートフォン(またはICカードリーダー)が必要です。
※マイナポータル連携に対応した控除証明書等を発行している発行主体は以下のリンクからご確認ください。
マイナポータル連携可能な控除証明書等発行主体一覧|国税庁 (nta.go.jp)(※外部リンク)

<スマートフォンでご利用いただく場合>

手順1:マイナポータルにログインする
マイナポータルのトップページの下にある「ログイン」を押して、ログインしてください。
※マイナポータルにログインするためにはマイナンバーカードが必要です。
※初めてマイナポータルを利用される方は「マイナポータル」アプリをインストールしてください​。
マイナポータルアプリ (digital.go.jp)(※外部リンク)

手順2:「確定申告の事前準備」ページにアクセスする
「ホーム」より「確定申告の事前準備」にアクセスし、「確定申告をはじめる」を選択してください。

マイナポータルトップ画面

手順3:取得したい証明書等の種類を選択する

マイナポータルの取得したい証明書等の種類を選択する画面

※家族分(被代理人)の証明書等を取得する場合は、代理人の設定が必要です。設定方法については下記ページをご覧ください。
代理人 / 代理人を設定する / 代理人を新規登録する | 使い方 (myna.go.jp)(※外部リンク)

手順4:証明書等を発行するサイトにチェックを入れる
取得したい証明書等の種類に応じて連携先の一覧が表示されます。該当する証明書等を発行するサイトにチェックを入れてください。

マイナポータルの生命保険会社選択画面
(生命保険の証明書等取得の場合)

手順5:証明書等を発行するサイトとマイナポータルを連携する
連携する表示リストの中で「未完了」の表示がある場合には該当するサービスの「連携」を押して、連携に必要な手続きを行ってください。

なお、「連携状況リスト」ページ内の「連携」を押すと、それぞれのサービスの連携状態をご確認できます。

マイナポータルの連携状況リスト画面

令和6年(2024年)1月(令和5年[2023年]分の所得税の確定申告)より、マイナンバーカードを利用してe-Taxで申告する際、「給与所得の源泉徴収票」の情報を自動で入力できるようになりました。

なお、マイナポータル連携を利用して、給与所得の源泉徴収票情報を取得するためには、お勤め先(給与等の支払者)において、必要な対応が行われていることが条件になります。
※マイナポータル連携の対象となる場合、対象とならない場合の詳細については下記サイトをご参照ください。
給与所得の確定申告がさらに簡単に!【利用者用ページ】|国税庁 (nta.go.jp)(※外部リンク)

<給与所得の源泉徴収票情報の連携方法>
取得したい証明書等の選択で「給与」を選択し、「次へ」を選択します。

マイナポータルの取得したい証明書等の種類を選択する画面

「連携状況リスト」画面のe-Taxの項目で「登録(連携)」ボタンを選択し、画面に沿って連携を進めてください。

マイナポータルの連携状況リスト画面

手順6:取得したい証明書等と証明書等を発行する企業が「完了」となっていることを確認する

マイナポータルの連携状況リストで連携状況を「完了」か確認する画面

手順7:「e-Taxで確定申告をはじめる」を押す
すべてサイトと連携を確認し、必要な証明書が準備完了の状態になりましたら、「e-Taxで確定申告をはじめる」を押してください。国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」から申告書の作成・送信ができます。
※連携や、連携の操作から証明書等が取得できるまで時間を要する場合があります。

マイナポータルの確定申告の事前準備画面

<PCでご利用いただく場合>

手順1:マイナポータルにログインする
マイナポータルのトップページの左下にある「ログイン」を押して、ログインしてください。​
トップページ | マイナポータル (myna.go.jp) (※外部リンク)
※マイナポータルにログインするためにはマイナンバーカードが必要です。

手順2:「確定申告の事前準備」ページにアクセスする
「ホーム」より「確定申告の事前準備」にアクセスし、「確定申告をはじめる」を選択してください。

手順3:取得したい証明書等の種類を選択する

マイナポータルの取得したい証明書等の選択画面

※家族分(被代理人)の証明書等を取得する場合は、代理人の設定が必要です。設定方法については下記ページをご覧ください。
代理人 / 代理人を設定する / 代理人を新規登録する | 使い方 (myna.go.jp)(※外部リンク)

手順4:証明書等を発行するサイトにチェックを入れる
取得したい証明書等の種類に応じて連携先の一覧が表示されます。該当する証明書等を発行するサイトにチェックを入れてください。

マイナポータルの取得したい証明書等の選択する際の生命保険会社の選択画面
(生命保険の証明書等取得の場合)

手順5:証明書等を発行するサイトとマイナポータルを連携する
連携する表示リストの中で「未完了」の表示がある場合には該当するサービスの「連携」を押してください。
なお、「連携状況リスト」ページ内の「連携」を押すと、それぞれのサービスとの連携状態をご確認できます。

マイナポータルの連携状況リスト画面

<給与所得の源泉徴収票情報の連携方法>
取得したい証明書等の選択で「給与」を選択し、「次へ」を選択します。

取得したい証明書等の選択画面

「連携状況リスト」画面のe-Taxの項目で「登録(連携)」ボタンを選択し、画面に沿って連携を進めてください。

マイナポータルの連携状況リスト画面

手順6:取得したい証明書等と証明書等を発行する企業が「完了」となっていることを確認する
※連携や、連携の操作から証明書等が取得できるまで時間を要する場合があります。

マイナポータルの連携状況リストで連携状況を「完了」か確認する画面

手順7:「e-Taxで確定申告をはじめる」を押す
すべてのサイトと連携が完了しましたら、「e-Taxで確定申告をはじめる」を押してください。国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」から申告書の作成・送信ができます。

マイナポータルの確定申告の事前準備画面

確定申告の際にはぜひマイナポータル連携をご活用ください。

本マガジンでは、これからもマイナンバーやマイナンバーカード、マイナポータルに関する皆さまの疑問にお答えしてまいります。これまでの記事もぜひご覧ください。


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