デジタル庁
「まずはなんでも自分がやってみる」大臣インタビュー③
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「まずはなんでも自分がやってみる」大臣インタビュー③

デジタル庁

本シリーズはデジタル庁がどのようにデジタル社会実現に向けて、動いていくのか。デジタル庁を牽引するリーダーたちに聞く、インタビューシリーズです。第一弾は牧島かれん大臣です。本記事は第三回目となります。

デジタルツールは「習うより慣れろ」

牧島大臣は個人的に、分からないことを調べるときに、どのように調べますか。Google検索などでしょうか。

牧島大臣:
Google検索のほか、最近は、YouTubeも使います。色々な方が、使い方動画を出していますね。解説動画を見比べるのも面白いなと思って見ています。
例えば私の事務所のスタッフは、当初パソコンの使い方があまり得意ではありませんでした。Excelも学校で学んだことがなく、事務所で仕事をするようになってから使うようになった方もいます。スタッフに何か仕事を頼むと「やってみたことがない」と返ってくることがあります。そういうときは「Youtube動画があるから見てみて、それでもわからなかったらまた聞いて」と、一度返します。そんなやりとりをしながらOJTで伴走してきました。

まだYouTube動画がそれほどなかった頃は、どのように習得を促してこられましたか。
牧島大臣:
最初は付き添い、画面上でカーソルを動かすのを横で見ながらでした。
やっていくうちに、キーボードを打つこともままならない状態からどんどんできるようになる方をたくさん見てきました。
「習うより慣れろ」なんですね。学校でタブレットが配られてない時代に、急に社会で仕事をするようになったような方々は、失敗しながらでも一つずつ慣れていくことがとても大事だと思います。ネット検索も、コツがあり慣れだと思います。数をこなすことで、どんなキーワードで検索すると、自分の欲しい情報にアクセスできるかがわかってくるものです。結構、感性が求められる部分があるかもしれません。そんなふうに事務所の運営をしながら、地方のデジタル人材の確保や育成が課題だということも、感じてきました。

スタッフに伴走していくなかで、何かほかに気をつけていらっしゃることはありますか。
牧島大臣:
私が手を出さないことですね。手を動かすのは本人で、横で見て「こうしてみたら」と言うだけにしています。やっているところを見ているよりも、自分で動かすことが大事ですし、入門者の方に教えることができるようになっていくと思うのです。

パソコンが自宅にない方も、職場でも部署によっては使ったことがなかった方が多くいらっしゃいます。パソコンが家にあっても「自分のものではないので、夫の許可をもらって使っていた」という話も聞いたことがあります。そうした方々が事務職につかれて、パソコンと向き合うようになりExcelなどを使うようになりました。時代の変遷と共になじみのあるツールも変化していくのかもしれません。
今は大学生でも、スマホでレポートを提出してる人がいるという話を聞きます。音声入力のほうが早いかもしれないので、世代によって使い方も違うと思います。
私より少し若い世代には、私がマウスを使いすぎているように見えるようですし。

ただ、十数年前に「Wordって何ですか」と言っていたスタッフが、今ではちゃんとオンライン会議システムの設定ができます。もちろん練習もしています。「ドキドキする」って言いながら、一個ずつ経験を重ねていくのは、大切だと思います。

仲間を増やしてみんなで取り組む

大臣がお持ちの資格に「わな猟免許」や「野菜ソムリエ」などがあります。
「デジタル」とは全く異なる領域です。なにかお考えがあってのことでしょうか。

牧島大臣:
鳥獣被害対策は地元での日々の生活を守るためにとても大事なことっていうことで始めたものなんです。

私が今地元で活動しているエリアは、鳥獣が何でも出ます。向き合うには、どうしても免許が必要です。
ジビエの話ばかりでなく、野菜も横に添えてお話しないと、胃もたれするといけない・・・と考えて野菜ソムリエを取りました。

ただ、ICTは、鳥獣被害の世界でも進みつつあります。
遠隔でカメラを使い、赤外線カメラで、ワナの中の状況を見ることができるのです。
例えばイノシシだと、ウリ坊と言われる子供のイノシシが罠にかかったら、昔だったら自動的にシャッターを閉めて、捕獲していました。
これでは、母親がそのまま山里の集落にいれば、またこの母親が子供を産んでしまい、年に2回子供が産まれることになります。

そうすると、ウリ坊を一体獲っても、母親が捕獲されなければ、個体数は減りません。
今は、センサーが、ウリ坊ではなくて、成獣、大人が入らない限りは、シャッターを閉めないような仕組みになっています。
そういう意味では、技術力も求められる世界にはなってきています。

なぜ牧島大臣ご自身が免許まで取ろうとされたのでしょうか。

牧島大臣:
一人でも多い方が、助かるだろうと思ったんです。
ただ、私一人で資格を取っても、十分ではないと思いましたから、秘書や地元の後援会の青年部と女性部にも取ってもらいました。4人で一緒に試験勉強もして、4人で資格を習得したんです。
こうした「巻き込む力」は、政治家としては大事だと思っています。
政治の世界は一人では答えを出せることはほとんどありません。わな猟免許も、一人ではなくて、仲間を見つけて、仲間を巻き込んで一緒にやるというアプローチで取りました。
たとえば狩猟免許を持っている猟友会は、高齢化が著しいです。そこに若者や女性を加えることで、どんどんと免許取得者が減っていた時代からV字回復したという珍しい業界になりました。

内閣府大臣政務官時代に防災担当をされていたときに防災士資格をお取りになったときも、より深く知っておかないと始まらない感じでしたか。

牧島大臣:
熊本地震の政府現地対策本部長を務めた時に、防災士の方たちにお世話になったという思いがあります。
防災というのは非常に重要な政策です。「防災士」と、名刺に書いてあることによって、防災士という資格があることを知って、自分も勉強してみようと思ってくれたり、防災士資格を持っている人が、一緒に勉強会やりませんか、と声をかけてくださることもあるでしょう。
そうしたネットワークにつながっていくことを期待して、資格を取り、記載するようにしているのです。



第四回目に続く

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