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新デジタル監 浅沼尚より就任のご挨拶

この度、デジタル監に任命されました浅沼尚でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。

石倉前デジタル監は、初代デジタル監として、デジタル庁という「全く新しい組織の立ち上げ」にご尽力いただきました。経営戦略・経営組織や、グローバル人材などに関する御知見と御経験をもとに、特に多様な人材の活躍に向けたデジタル庁の組織文化醸成を主導いただきました。

石倉前デジタル監主導のもと、私もCDO(Chief Design Officer)としてデジタル庁立ち上げに共に取り組ませていただきました。また、CDOとして生活者視点を持って行政サービスやデジタルプロダクトを開発することの重要性をデジタル庁内や関係者の方々と共有し、各種サービスの開発に取り組んで参りました。

デジタル監という立場におきましても、私の使命は「生活者視点のサービスをつくり、それを届けるチームを作ること」だと考えております。

これを踏まえまして、当面は2つの領域に注力いたします。

一つ目はサービスです。
デジタル庁では「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を。」というミッションを掲げています。このミッションにもとづき、サービスを生活者視点でデザインするという考え方やアプローチを、デジタル庁組織のなかに浸透、定着させていきたいと考えております。
また、生活者視点による行政サービスを推進するために必要となる、生活者の声や要望にもとづきサービスの企画構想を行い、事実やデータにもとづきサービスを改善できる環境や仕組みを整備していきたいと考えております。

「生活者にとってわかりやすい行政サービスを各府省庁、自治体が提供できるよう、土台をつくり、それを確実に届けること」に注力いたします。

 
二つ目はチームです。
デジタル庁の大きな役割のひとつは、デジタルインフラを今後5年で作り上げることです。
そのためには、志を共有した持続可能な組織、チームをつくることが必要となります。
中長期視点でデジタル庁をはじめとしてプロジェクトに関わる関係者の方々が、同じ目標に向かい十分に力を発揮できるようなチームづくりに注力いたします。

オープンな組織文化の形成、多様な専門性を備えた組織体制、個々の職員のスキル向上、また、各府省庁や自治体関係者の皆様そして国内外のステイクホルダー、サポーターの皆様方との連携につきましても、引き続き推し進めて参ります。
 

こうしたサービスとチームづくりを主軸にしつつ、デジタル監として、デジタル庁全体の課題に取り組み、牧島大臣を適切に補佐して参ります。

デジタル監という職責を果たすに当たり、デジタル庁創設の経験を共有し、何よりそれぞれの分野の優れた専門家であるCxOの皆様方や村井顧問、また、赤石デジタル審議官はじめ職員の皆さんと、引き続き一緒に働けることをたいへん心強く感じております。

行政の知見と民間の知見を融合させた新たな行政組織であるデジタル庁が、人に優しいデジタル社会の実現を牽引できるように尽力いたします。

浅沼 尚

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